ビスホスホネートと顎骨壊死




研究担当者会議 参加報告
7月20日(日)東京・新宿・あいおい損保新宿ビル3Fにて
午前の特別講演は大阪大学歯学部長  米田俊之氏の「ビスホスホネートの有用性と顎骨壊死」について。

ビスホスホネート(BP)は骨粗鬆症の治療薬など幅広く使われているが、 ピロリン酸類似の安定した化学構造を有し、全ての骨に蓄積する。
また骨芽細胞には吸収されず、破骨細胞にのみ選択的に吸収される性質を有する。
ハイドロキシアパタイトが多い皮質骨に破骨細胞が多いゆえ、BPも皮質骨に多く沈着する。
BFには破骨細胞をアポトージスに至らしめる副作用があるため、 皮質骨の多い下顎骨に壊死を引き起こしやすい。
しかし他の骨には壊死が生じないことから、実際に壊死を引き起こすに至るには、 口腔内の細菌の関与が大きいと考えられる。 抜歯の際には事前の口腔清掃と抗菌剤の投与が予防に重要であり、効果が確認されている。
また、理論的には、BFを3ヶ月中止してから抜歯し、 再投与には2ヶ月後が良いと考えられれるとの事であった。
注射による場合は発生率が高いが、 経口投与の場合は10万人に一人くらいの発生率との事だが、 周知は必要であることはいうまでもないし、医科歯科の連携は必須であると締めくくった。

午後は各協会からの学術研究の報告があった。
兵庫協会の薬剤部の報告「医科・歯科・薬科一体の研究会活動」が目を引いた。
また、歯科の観血処置の際、抗凝固材投与を中止しない施術がスタンダードになりつつあると の講演会が好評を得たことも報告された。
愛知協会・歯科学術委員会の報告では、当初、長崎協会の 「病気を持った患者の歯科治療」や石川協会の「歯科に必要な最新医科情報」 をテキストに採用しながら、年々、徐々に隣接医学講演会のレベレアップ を図った報告が印象的だった。
石川からは、「歯周病と糖尿病の研究」に関する企画について報告し、 全国各地で一斉蜂起しようと吠えてきました。
平田米里










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