第3回 安藤雄一先生




EBM講演会 第3弾
『コクランレビューってなぁーに?』
PECOを用いた論文の読み方
国立保健医療科学院 口腔保健部 口腔健康情報室 室長 安藤雄一 氏
 専門分野 口腔疾患に関する疫学、 歯科保健医療に関する医療経済学
10月15日(日)都ホテルにて開催  参加人数31名

『月刊歯科衛生士』、『ザ クインテッセンス』にシリーズ連載された内容を中心に講演された。
EBMシリーズは新潟大学の八木稔助教授、 地域医療振興 地域医療研修センターの名郷直樹先生(内科医)に次いで三回目である。
EBMとは『 一連の行動』を示す言葉で、可能な限り客観的・論理的に考え、 自分の臨床に有効に反映させようとするものである故、 基本的にはどの分野の方がお聞きしても良いのだが、 今回は歯科衛生士にも理解しやすくするために
『 手用歯ブラシと電動歯ブラシの効果の違い』、
『歯周病におけるリコール期間』など身近な例を引き合いに出しての講演となっていた。
高度の講演内容を網羅した報告文を書くには紙面不足なので、 講演の内容に触れるキーワードを少し紹介することにする。
EBMのステップ、疑問の定式化、定式化の3つのポイント・PECO、 システマチックレビュー、RCT、コクランレビュー 、 エビデンスとは効果の確実性、などなど。

EBMを目指すうえでは、基本となるツールは八木、名郷、安藤の三氏とも『PECO』 を挙げている。
これから時代には必須となるもののひとつと断言できそうである。
また『 エビデンスがない』 などと日常会話で頻繁に語られるが 『@効果がないA効果の有無を示す根拠となる研究がない』 の二通りあることに留意しなければならないとの氏の指摘は重要であると感じた。
最後に『歯科衛生士のための臨床論文の読み方』(クインテッセンス出版)を紹介しておこう。
勉強会などで用いるには非常に使いやすく解りやすい著書と断言できる。
歯科衛生士ばかりでなく歯科医師、行政関係系者にも一読をお勧めする。
平田米里

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下は新聞掲載記事・・
最新EBMに基づく歯科講演会シリーズ第3回
「PECOを用いた論文の読み方―コクランレビューってなぁーに?」 
  
   10月15日(日)、金沢都ホテルに於いて 「最新EBMに基づく歯科講演会シリーズ第3回」が開催された。
 この「最新EBMに基づく歯科講演会シリーズ」は、新潟大学助教授の八木稔氏、 地域医療振興地域医療研修センターの名郷直樹氏(内科医)に次いで三回目になる。
今回は、国立保健医療科学院口腔保健部口腔健康情報室室長の安藤雄一氏 (専門は口腔疾患に関する疫学、歯科保健医療に関する医療経済学)を迎えて、 「PECOを用いた論文の読み方―コクランレビューってなぁーに?」と題して開催された。
講演会の参加者は、歯科医師13名、歯科衛生士21名、計34名であった。
安藤氏は冒頭で「構えずにEBMを考えてみよう」と述べ、 まずEBMとは何か、PECOとは何か、論文の読み方のポイントから具体例を交えて解説された。
EBMとは「一連の行動」を示す言葉で、可能な限り客観的・論理的に考え、 自分の臨床に有効に反映させようとするものである。
それため、基本的にはどの分野の方がお聞きしても良いのだが、 今回は歯科衛生士にも理解しやすくするために臨床で身近な例を引き合いに出して説明された。
分かりやすい切り口の講演に、うなずきながら聴き入る参加者も見受けられた。
特に斬新だと感じたのは、参加者に「PECOワークシート」を配布し 、臨床上の疑問をPECOに基づいて記入してもらった点である。
PECOとは何かを解説するだけでなく、参加者に実際にPECOに基づいて考えてもらうことで、 PECOの重要性、「面白さ」が参加者にもスムーズに伝わったのではないだろうか。
参加者が記入したワークシートは回収され、関心が集中したテーマ、例えば 「手用歯ブラシと電動歯ブラシの効果の違い」、 「歯周病におけるリコール期間」等について、『月刊歯科衛生士』、 『ザ・クインテッセンス』をもとに解説を加えられた。
この他、講演内容を網羅した報告文を書くには紙面不足なので、 講演の内容に触れるキーワードを少し紹介することにする。
EBMのステップ、疑問の定式化、定式化の3つのポイント・PECO、システマチックレビュー、 RCT、コクランレビュー、エビデンスとは効果の確実性、などなど。
 EBMを目指すうえでは、基本となるツールは八木、名郷、安藤の三氏とも「PECO」 を挙げている。
これからの時代には必須となるものの一つと断言できそうである。
また「 エビデンスがない」等と日常会話で頻繁に語られるが @効果がない、A効果の有無を示す根拠となる研究がない」の二通りあることに 留意しなければならないとの氏の指摘は重要であると感じた。
 最後に安藤氏も執筆されている『歯科衛生士のための臨床論文の読み方』( 『別冊・歯科衛生士』クインテッセンス出版)を紹介しておこう。
勉強会などで用いるには非常に使いやすく、解りやすい著書と断言できる。 歯科衛生士ばかりでなく歯科医師、行政関係者にも一読をお薦めする。










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