医心梵語 EBM




2005年
先日、EBMの講演会を受講した。
不整脈が起きると死亡率が高いということで、それなら不整脈を減らそうとばかりに薬を投与したら、 確かに不整脈は減ったが死亡は増加したという有名な事例があるそうだ。
代用アウトカムと真のアウトカムを履き違えるととんでもないことになると言うお話であった。
EBMとは所詮道具であり行動である。目の前の患者さんにいろんな選択肢を提示して、 患者さん自身に選択する余地を与えることが本来の姿だという。
今、2003年の社保本人の3割負担実施に引き続き、今度は診療報酬の患者負担金において、 一回受診ごとに免責1000円となる案が検討されているという。
この制度が施行されれば、今まで500点の診療を受けた例では、1500円の窓口支払いが、 1000円に(500−100)点×3割=1200円が加算されて合計2200円になると言うものらしい。
厚生労働省はこのまま社会保障費が増え続けることを放置すれば破綻する可能性があるから、 受益者に相応の負担を求めることが妥当だと主張しているらしい。
しかし、なぜ破綻するのか不明だし、国民がより健康になる改正とも思えない。 国民に選択する余地を与えているとも思えない。
EBMの5つのステップにおける最後は『評価』である。
『確かにガンは消えたが本人は死亡した』という結果がでたら、省は責任をとる覚悟があるのだろうか。










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