石川県保険医協会を窓口にした訪問歯科診療




石川県保険医協会を窓口とした訪問歯科診療

月刊保団連 1997年3月号・「特集・高齢期の在宅ケアの保障 」 に詳細が掲載されている。
ご参照アレ・・。(2008年9月4日記)
月刊誌の顔写真を見ると、私も若かったと思える。髪をセットすることなく、 ぼさぼさ状態は今も同じだ。
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石川県保険医協会を窓口とした訪問歯科診療

日本に住む人は誰でも訪問歯科診療を受けることができるはずで、 このネットワークはその患者の権利が確実に保障されるように願い取り組んだものである。
石川県では、県の歯科医師会より数年早く立ち上げた。
また、全国のどの保険医協会でも可能な普遍性のあるシステムをも模索したものである。

システム立ち上げの準備
1996年5月に、保険医協会の歯科会員225人のなかで、 この人はと思う人54人に「訪問歯科の協力医への呼びかけ」分を送付した。 結果は約半数が承諾。
しかし訪問歯科診療のシステムや性格が良く分からないなどの意見もあり、 趣旨説明を行うことにした。
同時に、実際のニーズを把握する必要があると思い、 医科会員を対象にアンケート調査を実施したところ、 大きな期待が寄せられていることが分かった。
この結果に励まされ、同年7月5日に趣旨説明と訪問歯科診療の経験豊富な 4人の歯科医師から体験談をお聞きする会を開いた。 (4人とは・・・先輩の綿谷先生、近○先生、それに○原先生、 ○山先生・・・今にして思えば、大変な人物ばかりを講師に御指名したものである。)
平日の夜にも拘らず、37人の協力歯科医師のうち、26人が駆けつけてくださった。

企画がよければ、歯科医師会だろうが、保険医協会だろうが関係なく、 多くの人は賛同するものだ・・・ということを肌身で感じた貴重な体験だった。
この体験がその後の私の協会活動における、基本的なスタンスを作ることになったと思う。

訪問歯科診療のシステム
当時は、在宅の寝たきり患者を想定していたため、 基本的には内科主治医からの依頼がもっともスムーズにことが運ぶと考えていた。
主治医なら患者の病態も把握しているし、 我々歯科医に適切なアドバイスをいただけると考えたのである。
現在のように、訪問看護ステーションから直接依頼が来るようのことは想定していなかった。 もちろん介護保険制度も話題にすらならなかった頃である。

今後の課題として、4点を挙げていた。
その一つ・・・県下全域(41市町村・・当時)に歯科協力医を配置するには 100人程度の協力歯科医は必要との見通しは・・・・今にして思えば ・・正解だったのだろうか自信がない。
私の狙いは、訪問歯科診療のスペシャリストを県下に数人配置できればことが足りる とするものでなく、多くの仲間で広い地域をカバーし、 一人ひとりの負担が多くなくても、全体としては大きな仕事量になるほうが、 継続性が保たれて良いのではないかとするものであった。
当時は、歯科医の仕事はきつく、患者数も多く、 一人の歯科医師が4、5人の患者さんを担当すると 日曜日・休日がなくなるとされていた頃である。

その後、講師の一人が、石川県歯科医師会の訪問歯科診療の担当理事となり、 私をその委員会に引き入れた。保険医協会のシステム拡充はお休みしなさい。 石川県全体のことを考えるなら、 県歯の事業立ち上げ協力するほうが県民のと説得されたゆえである。
今にして、この点が今も大きな反省点として残っているのだが・・。 本当のところ、どうすれば良かったのか分からない。
協会が訪問歯科診療の窓口となるシステムを中断したのかといえば、否!
脈々と続いている。
システム立ち上げの直後には、石川県下でも最も早い時期に訪問歯科診療機器を購入、 貸し出しを始めもした。
私自身、今日も、協会からの依頼で訪問歯科診療に出かけてきたところである。

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訪問歯科診療ネットワークのご案内 2002、7
石川県保険医協会歯科部は歯科往診に対する社会的要求と歯科医としての責務を考え、 医科会員の協力のもとに1996年7月に石川県では初めての 「歯科の往診システム」を立ち上げました。
その活動は現在までに100件を優に超えるまでに実績を積み上げるまでになりました。
寝たきり患者さんに対し、今後さらにより良いサービスを提供する覚悟ですが、 それには今までにまして、在宅や病院、施設等の寝たきり患者と直に接している 主治医や市町村保健婦、保健所職員、訪問看護ステーションの看護婦などの 介護関係者の理解と強力が欠かせません。
義歯、虫歯、歯周病、口臭、口腔乾燥など「歯のこと」で患者さんが我慢したり、 遠慮したりする事がないよう、関係者の方々のご協力をお願いいたします。
躊躇することなく、保険医協会にご相談ください。










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