2010年10月24日   元沖縄県知事 大田昌秀氏 講演会 

 

「富山で平和を語る〜沖縄のこころ」

於 富山国際会議場 メインホール

参加者数 ≒700名

 

数ヶ月前に、金沢市議の森一敏氏の沖縄の米軍基地問題にかかわるお話しを聞く機会があった。 先月には、ある友人を介して 森氏とお食事をしながら お話しする機会もあった。

その流れの中で、今日の講演会ですが・・・・簡単には感想は書けない・・重かった。

太田氏もたかだか2時間の講演会では語りつくせぬほどのテーマであることを承知してか、早口で、一度の脱線もなく話し続けた。

(また、聴力に障害を持つ方には、口演を同時進行で文字化し、スクリーンに映し出す配慮もされた。主催者の心配りに頭が下がる思いがしたのは私だけではあるまい。)

 

●太田氏の講演会活動に対する意識

・・・・全衆参両国会議員に占める沖縄選出国会議員は 9/722にすぎない。

民主主義国家では多数が物を言うシステムだが、沖縄の心を理解し・感心の高い国会議員は圧倒的に少ない。

そのような状況下を憂いて、沖縄における基地問題を広く全国に知らしめるために、全国行脚しているとのことであった。

イントロで、私が強く心に残った言葉は「政府・権力の壁は圧倒的に高い。壁を崩そうとしても不可能であると思える。しかし、壁の内側に理解者を持てば、高い壁も消えたと同じ事になる。」

いろんなところに応用が利く戦略と理解した。

 

●講演タイトルにもある「沖縄のこころ」だが、沖縄の人々のこころは「日本人になりたくて、なりきれないこころ」と表現できるという。また、「平和に対する思いが特別に強い」事が特徴であるとのこと。

そして、平和とは何かと問われれば、単に戦争という直接的暴力のない状態でなく、日常的に人々が直面する構造的暴力すらない状態と定義。したがって、平和は、日々の実践的活動によって勝ち取るものと言い放った。

 

●その後、沖縄戦における・・苦い真実の数々が・・・・語られた。

 講演でお話しされた分量だけでも、とても書きつくせる量ではない。きっと多くの真実を御存じのはず。それは、太田氏の著書を読むことにする。

 

●戦争の至る事前の洗脳的教育の果たす役割の大きさ。その洗脳から生まれた 数々の悲惨な事例。そして仕掛けた側の無責任さ。

戦前・戦中あれだけ煽っていた本土から派遣された高級官僚・教育者は、沖縄戦の直前に本土に逃げたそうだ・・。昔にさかのぼるまでもなく、沖縄の人々が本土の人々に信頼がない歴史的経緯の一端を見た思いがした。

 

●質疑応答・・最後の質問者「日本に米軍基地はいりますか?」。太田氏は即答「入りません!」

この意味するところ・・・今後、核兵器廃絶・憲法九条・人権問題・原発問題・環境問題等とともに、じっくり考えてみたい・・・・・と心に刻んだ。

 

●この数日、いろいろイベントがあり、疲れているので今回はこのあたりでやめておこう。