社会歯科医学研究会




学生の頃・粟島活動・社歯研
(08年9月8日、記)
私の手元に古い古いガリ版刷りの冊子が数冊と資料がある。
冊子は「社歯研」の創刊号と2号、3号。
資料は、粟島の保育園から小・中学校における歯科検診から得られたデータである。 昭和44年から51年にかけての詳細なDMFTなどの数字とグラフなどからなっている。
久しぶりに覗いてみた・・。懐かしい名前が次々に登場してくる。
後述する予定です。
先ず、粟島活動とは・・・
私が入部する以前は定かではない。滝口先輩が部長だったことは確かだ。
部員はその滝口先輩一人と記憶している。いくら一学年40人が定員とはいえ、 あまりにも少ない。部の存続の危機だったようだ。
部の活動としては、粟島活動がこの頃の中心的な活動だったようで、 そのほかの活動は特になく、夏休み前になると、協力教室、県の厚生部、 粟島役場などの関係団体との調整や連絡に忙しく、一人で奔走していたようだ。
さて、粟島活動とは、毎年、夏休みに、 新潟大学歯学部の教員や学生が大挙して、 日本海の小さな孤島・無歯科医村の粟島に僻地診療に出かけることをさすわけである。
二泊三日の活動だったと思う。
私が歯学進学過程に在籍中(まだ部員ではなかった) に初めて粟島活動に参加したときは、20人くらいのボランティア学生と、 卒業生有志数人からなる規模だったが、活動初期はもっと大規模で、 教授まで治療に参加していたと聞いたことがある。
しかし、少なくとも私が入部してからの活動は総勢20名くらいのものだったと記憶している。

昭和44年からの数年間は、大学の予防歯科、 口腔外科や保存科の教室員などの協力のもと、主に抜歯や充填が行われていたようだ。
この頃の中心的人物は、私の記憶に残っているだけだが、以下の先生方だったようだ。
第1期生の小林清吾先生
第2期生の田村卓也先生
第3期生の安住先生、本間信策先生、岩崎弘治先生
第4期生の松田なおみ(小林)、松田安雄先生
第5期生の石上和男先生、榎田中外先生
第6期生の滝口徹先生

全員ではないだろうが、 これらの人物が粟島活動や社会歯科医療研究会に係わっていたように記憶している。
詳しいことは、別ページで書き記すことにして、ここでは概要だけとする。

昭和50年12月22日発行・社歯研「創刊号」の執筆者は・・。
最近の医療から思うこと・・・榎田中外
広告とは・・・・・平田米里
「歯科医学と歯科医療」についての私の考え方・・・・滝口徹
健康観をめぐって・・・・石上和男
の4人。このガリ版原稿をカリカリ書き込んだのは、八木稔(八木ちゃん素敵よ!)。
ガリ版の書き込みが遅いと八木ちゃんに文句を言っていたことを思い出す。
彼は、風邪を引いて咳き込んでいたのに、俺だったら、多少の熱があっても、 仕事は進めるよ!などと無茶なこと言って彼を困らせたことを思い出す。
私は字が汚くて、とてもその任を果たすことができないのに・・・ く、その頃からわがままだったのですね・・。
しかし、東大講師・高橋皓正の「薬害」などを題材に、 榎田先輩や石上先輩の下宿に集まって、勉強家会を開いていた。 「歯学部を牛耳る会」などと吼えていた頃の5人のメンバーである。
私がその頃影響を受けたのは、アメリカの市民運動家・ラルフ ネーダー氏だった。

「社歯研」2号は、私が部長のときに発刊されたようだ。
1)粟島活動報告の歴史とデータが載っている・・・平田米里
2)盲児の施設「青い鳥学園」でのボランティア体験談・・・・山本さん
3)NHSについて・・・・・岩村君
4)一言物申す・・・氏名公表せず(この文章が、 大学の学生部長の目に触れ、私は発行責任者として呼び出されることになった。)
5)近頃の私の胸のうち・・・奥田一博(彼には先月、 歯周病講演会で講師としてお世話になった。)
6)その他
7)私説革命理論 (これも執筆者公表せず)

「社歯研」3号
@冒頭は、奥田一博の障害者問題に取り組むに当たって・・・から始まる。
3号は、一年間の活動報告が中心となっている。
@川上村での「みんなで考えよう明日の新潟」パネルディスカッションに参加
  私は、フッ素洗口の効果についてフロア発言したように記憶している。
@粟島活動の報告
@映画「水俣」と「飢餓海峡」を上映
@黒川村の合宿では・・・
1、 権利実現のための障害者運動
2、 病院の歴史(人体実験)
3、 保安処分
4、 戦後経済の概略
5、 小西反軍“兄弟よ誰に銃を向けるのか”
6、 障害者にとって労働とはなにか

部会での勉強会では質的変化が見られる。
やはり、メンバーの構成員の質が非常に大きな変化を生み出したようだ。
今にして思えば、この頃の部員には只者でない人物が多かった。 私も大きな影響を受けた。











このホームページの著作権は平田歯科医院に帰属します。
Copyright (c) 2002 Dental hospital HIRATA. All rights reserved.